福井県の夜空の明るさを、一緒に調べてみませんか?

福井工業大学ふくいPHOENIXプロジェクト、ほしのちラボでは、星空公団と協力して福井県の夜空の明るさ*1を調査しています。

福井県は星空の見えやすい地域のひとつですが、その価値が正しく認識されているとは決して言えません。 その価値に気が付かないまま、いつの間にか美しい星空が失われることもあり得ないことではありません。 そこで私たちは、星空の見えやすさを示す唯一の客観的指標である「夜空の明るさ」データを福井県内各地で収集し見える化することにより、美しい星空を守ることに貢献したいと考えました。 星空を愛する多くの皆様からのご投稿をお待ちしております。

この調査は、星空公団が実施する 「デジカメ星空診断」と連携して実施します。 投稿されたデータは、「デジカメ星空診断」と「福井県の星空調査」との両方に使用し、個人を特定しない形で福井工業大学および星空公団における研究活動に活用することがありますので、あらかじめご了承ください。 なお、デジカメ星空診断については、こちら(https://dcdock.kodan.jp/)をご参照ください。

*1 夜空の明るさは、1平方秒角あたりの空の明るさを等級で表したもので、数値が大きいほど暗くなります。 個人差はありますが、おおむね19.5で天の川の濃いところが見え、20.5前後に達すると筋状の天の川を一部目視できるといわれています。 21.2前後になると晴れていれば天の川がアーチ状に見え、2筋にわかれていることが確認できることもあります。
また、夜空の明るさは気象条件によって常に変化しているため、同じ場所で同じ時刻に測定しても、日によって0.1や0.2といった値の差が生じます。 その地点の夜空の明るさの大まかな目安としてご覧ください。

調査方法

調査時刻
日没後、月が出ていない時間帯が望ましい。
カメラ
レンズ交換式一眼レフデジタルカメラ(ミラーレスカメラを含む)
※RAWデータ形式で保存できる機種に限ります(JPEG画像は不可です)。
(2008年以降に発売された機種を推奨)
詳細は後述の「対応機種」をご確認ください。
レンズ
標準レンズ(APS-Cの場合35 mm前後、フルサイズの場合50 mm前後の焦点距離)
※ズームレンズでも撮影できます。開放F値は、5.6よりも小さい(明るい)ものをご使用ください。
撮影
真上 (天頂方向) に向けて30秒露出
※東西が長くなるように向けます。
※三脚を利用すると楽ですが、カメラを真上に向けて固定できればどんな方法でもOKです。

詳しい撮影方法(測定方法)は、デジカメ星空診断の「測定のための4ステップ」に記載されていますので、ご参照ください。

報告方法(データを送る)

撮影が終わったデータはメモリーカードからパソコンにコピーし、以下のデータ投稿フォームから撮影ファイルを送信してください。

データ投稿フォーム

対応機種

2008年以降に発売されたレンズ交換式デジタル一眼カメラ(ミラーレスを含む)を推奨します。主な対応機種は以下の通りです。

*投稿時に測定結果(速報値)が即時表示されます。