Step 1 〜機材の準備〜

デジカメ星空診断に必要な機材は以下の4つです。必要なものが揃っているか確認しましょう。

1. デジタル一眼カメラ

次のメーカのレンズ交換式デジタル一眼カメラでRAW形式で保存可能なものが使用可能です。

キヤノン/富士フイルム/ニコン/オリンパス/パナソニック/ペンタックス/ソニー

2008年以降に発売された機種を推奨します。

2. 標準レンズ(ズームレンズ可)

30 mmから50 mm程度の範囲のレンズが使用可能です。

3. リモートコントローラ(お持ちであれば)

長時間露光を行なうため、リモコンがあると便利です。 お手持ちの機種にあわせてご用意ください。用意できない場合は、セルフタイマーを使って撮ることもできます。

4. 三脚(お持ちであれば)

ブレを防ぐため、三脚が必要です。 お手持ちでない場合、水平な場所にそっと置いて撮ることもできます。

Step 2 〜カメラの設定を確認する〜

デジカメ星空診断では、カメラを測定器として使用するため、以下の設定を行なう必要があります。

撮影モードM (マニュアル)
感度設定ISO 800
ホワイトバランスAWB
保存形式RAW
シャッタースピード30秒
絞りF5.6
長秒時ノイズ低減オン
高感度ノイズ低減オフ
フラッシュオフ
カメラ設定

はじめに、カメラのダイヤルを『M』に合わせます。

次に、カメラの設定画面から、シャッタースピード 30秒、F5.6、ISO 800、保存形式 RAWに設定します。

「長秒時ノイズ低減」や「高感度ノイズ低減」は機種によって表現が異なることがあります。 また、ノイズ低減機能が一括で「オン/オフ」となる機種については、ノイズ低減機能をオンにします。

最後に、カメラの時計を忘れずに合わせておきましょう。

Step 3 〜撮影する〜

撮影は次の手順で行ないます。

フォーカスモードはAFではなくMFにします。

カメラを三脚にセットします。

三脚がない場合、地面に直接セットしても構いません。

ピントはおおよそ「∞(無限遠)」に設定します。 フォーカスリングの表示に「∞(無限遠)」があればそれに合わせます。 ピント合わせが難しい場合、遠くの景色を使って合わせてもよいです。

カメラを真上(天頂)に向け、画面の長辺が東西方向に向くようにします。

シャッタースピード30秒で撮影します。露出時間は多少前後しても構いません。

撮影後に液晶画面で再生してみて、画面の左から右方向へ星が流れて写っていることを確認します。 撮影中に薄雲がかかってしまった場合は撮影を中断し、雲が通りすぎるのを待ちます。撮影中は、光が直接入らないように気をつけましょう。レンズの結露にも注意して下さい。

Step 4 〜データを送る〜

撮影が終わったデータはメモリーカードからパソコンにコピーし、
「データ投稿フォーム」
から撮影ファイルを送信してください。

ご注意

いただいた個人情報については原則としてデータ不備時の確認にのみ使用し、公開することはありません。投稿データは個人を特定しない形(※)でウェブ公開するとともに、メディア・学会等で発表する場合があります。夏期・冬期それぞれの調査結果の概要は実施結果報告書としてまとめ、ウェブ等で公開します。

※測定値や地点名称、位置のみを公開するなど